sprout alfalfa スプラウト
 

スプラウト育生装置スプラウトは発芽後数日で収穫します。水分と適当な温度があれば光合成に必要な光りがなくても育ちます。アルファルファなど根も一緒に食べる種類では4時間から半日程度水に種を浸した後、水を切り、新しい水を入れ替えて水切り、という作業を一日数回繰り返すのがポピュラーな栽培方法です。貝割れ大根など、根を食べない種類は培地に土やウレタンマット、脱脂綿、コットンシート、ペーパータオルなどを使うことで水替えの必要がありません。土耕栽培と同じで、水分が不足したら給水します。収穫間近に光りを当てて収穫したり、発芽後直ぐに光りをあててマイクログリーンまで育て、根から切り離して茎と葉を収穫します。

培地を使わない栽培方法は、1日最低2回新鮮な水ですすぎ、完全に水を振り切ることで種や新芽が腐ることなく栽培できます。温度が高いときには早く腐りますから水替え作業も多くしなければなりません。
スプラウト専用装置(上の写真はベルギー製)は既成の栽培装置を使っても、自作の装置でも、種が腐る原因を回避できれば誰でも簡単に栽培できます。

腐る原因は主に酸素不足ですから、培地を使っても水はけが悪く、水浸しになれば種は腐ります。
水はけが良く適度な水分を維持できる状態を作り出し、しかも根を通さない素材を使えば、毎日数回繰り返す面倒な水替え作業なしでも栽培可能です。根を通さず、しかも水を通す素材には遮根ネット、素焼きの陶器、高密度なスポンジなどがあります。種の下半分が濡れていて、上半分が空気中にある(濡れたスポンジの上に種を置いた状態)が理想です。種同士が重なると種が水で包まれた状態になりますから、できるだけ種の塊が出来ないように均等にまきます。

 

下の実験では、入れ物(キッチン用の水切り容器)の上に遮根シートやスポンジを敷き、表面がかすかに濡れた状態になるよう容器に水を注ぎます。素焼き陶器には陶器に十分水を含ませた後に、水の入ったプラスティック容器に陶器を入れます。素焼き陶器は水が浸透しますので、陶器の内側表面が濡れた状態になるようプラスティック容器の水量を調整します。スポンジはファイバー製、あるいは目の粗い物は根がスポンジに入り込みますから好ましくありません。一般的に種が発芽するには高温、高湿度の環境が好ましく、プラスティックラップなどを被せて高湿度を維持するのが好ましいです。
スプラウト栽培 ザル 容器
スプラウト(アルファルファ)種植え後24時間

スプラウト育生 3日後
種植え後70時間(約100時間で収穫予定)

下の写真はマイクログリーン栽培装置に付属しているトレーとストレーナーにガーゼを敷いて栽培した結果です。スプラウトも根を水耕栽培と同じ水中に浸し、地上部は空中に分離した方が良い結果が得られます。種が水中に落ちない程度に目の細かく、根を簡単に引き抜ける目の粗いガーゼが必要です。水が十分あれば収穫まで水替えの必要はありません。
スプラウト育生 100時間後
水中の根も健康に育っています

ガーゼを使ったスプラウト(アルファルファ)の収穫
スプラウトの収穫
スプラウト栽培は濡れた培地に種を蒔くだけで簡単に収穫できますが、培地の種類が成長に大きく影響します。培地が濡れすぎると種は腐りますし、カビが発生します。水分が不足すると成長が遅く、培地に根を張らせない材料(遮根シート、素焼きの陶器、高密度なスポンジなど)は理想の水分を過不足なく安定して供給することは困難です。

培地を使わず定期的に水ですすぐ方法は優れた方法ですが、定期的に毎日すすぐのは手間が掛かり、忘れると腐る問題があります。
当然のことですが、スプラウトも一般的な水耕栽培と同じで、根は水中に、地上部は空中にあったほうが問題が少なく成長が早く、しかも短期間で収穫するスプラウトは水替えの必要もありません。適当な密度と強度のあるガーゼを使えば、種植後収穫までなにもする必要はありません。


遮根シート(防根透水シート)の下に高吸水シートを敷くことで、安定した水分を種に供給できます。この方法はガーゼのように根を引き抜く手間が不要で、最も手間いらずにスプラウトを収穫できます。
スプラウト 遮根シート 高吸水シート

種植えから100時間
スプラウト比較
ガーゼからは根が出揃っていますが遮根シートは根を通しません。
スプラウト ガーゼ、遮根シート栽培
ガーゼを使えば確実に根が水中にあるので収穫量が約5%多い。遮根シートと高吸水シートはガーゼから引き抜く手間がないので収穫が簡単、しかもシートは長期間にわたって再利用できます。
スプラウト ガーゼ育生
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