マイクログリーン育生試験記録

養液濃度差による成長比較
種子:マイクログリーン専用ミックス(ケール, 赤キャベツ, ルッコラ, クレス, カラシナ, レタス, 水菜等)
光源:SMD5630 LED 赤(660nm):青(460nm)=4:1
照射時間:15時間/day
室温:18~20℃
平均湿度:75%
養液:大塚ハウス1号、2号
pH:6.0~6.5
培地:発泡スチロール板の上に高吸水ファイバーと遮根シート

EC=0.5
2週間後の総重量=64グラム
双葉が多く、本葉は少ない

EC=0.5
2週間後根から約1センチで切り取る
葉と茎の重量=30.5グラム
根の重量:33.5グラム
EC=2.0
2週間後の総重量=69グラム
本葉が多く、マイクログリーンとして収穫最適時期
EC=2.0
2週間後根から約1センチで切り取る
葉と茎の重量=47グラム
根の重量:22グラム

結果:EC 0.5でも2.0でも総重量に大きな差はない。
しかし不要な根の重量はEC 0.5の方が明らかに多く、葉を収穫する目的ではEC 0.5は本葉も少なく、EC 2.0より明らかに不利です。
別のEC 1.0でのテスト結果はEC 2.0よりも成長は劣るがEC 2.0に近く、高濃度の方が成長が早いようです。しかし葉中の残留養液を考慮すると養液濃度は低い方が好ましく、大塚ハウス社が提案する育苗期の標準培養液濃度1.2程度が好ましいと思われます。
養液濃度は高温期は低く、低温期は高くするのが好ましいとされています。
さらに病気やカビの発生なども考慮し湿度や風通しなどの環境要素も考慮して濃度を決定するのがよいでしょう。

人工光で育生する場合には照射時間、色温度や光りの強度を自由に調整できます。
光合成を引き起こすには赤と青色の光りがベストとされていますが、赤と青色LEDの作り出すピンクの光りを不快に感じ取る人も多く、多少成長が遅くても白色が好ましい場合もあります。 赤・青色LEDと白色LED、そして蛍光灯との比較テスト結果は後日発表します。