サーチエンジンとマーケティング

  ビジネスになるサイト
ビジネスになるサイトを作り上げる条件はいくつか考えられます。
クライアントにアピールするコンテンツ、そしてコンテンツを魅力的に見せる為のデザインが求められます。しかし、どんなに魅力的なコンテンツやデザインであっても誰も見てくれないのでは効果がありません。アクセスして貰う為の工夫、多くのクライアントにアクセスして貰うためのマーケティングとプロモーションがサイトを成功させるための最も大きな要素であることは間違いありません。

サイトのプロモーションはサイトが完成した後で考える方がほとんどです。しかし、サーチエンジンを主要なマーケティングの手段とするなら、サーチエンジンに認識されやすい設計が必要です。制作後にメタタグを追加するのが一般的な手法ですが、それだけでは効果はあまり期待できませんし、かえってマイナス効果になる場合もあります。

ネットを使ったコマースは急成長を続けていますので、それだけ全国からのライバルも多くなります。サーチエンジンの検索結果が最初のページにリストされるか、2ページ以降に埋もれてしまうかでは大きな違いになります。

なぜサーチエンジンはそれほど大事なのでしょうかー
ほとんどのサーチエンジンが無料で登録を受け付けていること、90パーセント以上のサーファーが頻繁に利用していることなどが最大の理由でしょう。
下表はアクセス数を最も効果的に増やす為の方法を表すWebCMOによる、1989〜1999年のウエブマスターのアンケートによる統計です。
  サーチエンジン 3.35
  Emailを使った広告活動 3.34
  ネット以外での広告 3.04
  プレス・リリース 3.00
  バナー広告 2.85
  フォーラム 2.83
  スポンサー 2.61
  ニュースグループ 2.46
  リンク 2.44
  スパムメール 1.83
  5段階表示
1は効果なし5は非常に効果的

サーチエンジンが最も効果的であるというウエブマスターが一番多いのが解ります。その特徴は、クライアントが積極的にキーワードを使って検索してサイトを訪問してくれることです。つまり特定の商品やサービスを求めて、目的を持って訪ねて来る人の割合が高く、実際のビジネスに繋がる可能性が高いのです。

下記の情報は英語サイトに関しての一般的な手法ですが、日本語サイトでも多くの面で共通な手法が使えます。
サーチエンジンは、ロボットあるいはスパイダーと呼ばれるプログラムが世界中のウエブサイトを訪ね、サイトのコンテンツをリストアップすることによりキーワードでの検索を可能にしています。基本的に各サイトの単語の使われ方を判断して検索結果を出します。例えば、最近ポピュラーなGoogle.comでjapanese antiqueと入力してみてください。
検索結果の上位サイトのタイトルにはjapaneseとantiqueの両方の単語が使われているのが分かります。タイトルはページのコンテンツを現す為に使われることが多い訳ですから、ロボットの判断基準としてタイトルを最重要視するのは当然のことといえます。

Googleの場合、検索結果の解説文にはボディーテキスト(ブラウザーに表示されるテキストの出だし部分)が使われます。そして、上位のウエブサイトの多くの解説文に、キーワードが表示されていることが解ります。これは、ボディーテキストの出だしの部分にキーワードを使うことが上位にランクされる為には有利であることを証明しています。
これら二つの手法を頭に入れて設計するだけでも、ランキングに有利な設計が可能になります。特にタイトルは非常に重要ですから、効果的に使いたいものです。タイトルに使える単語の数は5〜7程度で、ここには無駄な単語は使わず出来るだけキーワードを使います。つまり「〜のホームページ」などとするのは、大変無駄な使い方です。ホームページはあまりにも一般的すぎて、キーワードとしての価値が少ないからです。もちろん、「〜のホームページ」で検索してくるクライアントが他のキーワードより多い場合は例外です。

ロボットは文章自体の意味を判断してランクを決定しません。キーワードをサーチエンジンにとって有利に働くように使ってサイトを設計することが重要です。キーワードが大切であるなら、ページ全部にたくさんのキーワードを繰り返して使うことが考えられます。かつてはよく使われたテクニックですが、現在は続けて2回以上繰り返すことは、ほとんどの場合好ましくありません。続けて繰り返して使わないにしても、同じページのボディーテキストにキーワードを使える回数は普通7回以下で、AltaVistaの場合には同一ページに使えるキーワードは1〜4回が好ましいとされています。ボディーだけでなくサイト全体に使えるキーワードの回数も影響しますので、ボディーにキーワードをたくさん使わなくてはならない場合は、メタタグにはキーワードは使わない方が良い場合もあります。

上位にランクされる為に理想のウエブサイトを設計することは非常に困難です。各社はランキングの為のフォーマットを極秘扱いとしていますし、各社異なったフォーマットを使っていることで、全てのロボットに対してトップのランクを狙うことは困難です。しかし、上位にランクされているウエブサイトを比較検討することでかなり正確に各社のフォーマットを想像することはできます。キーワードの使われ方以外にサイト全体のサイズ、リンクされている数(Link Popularity)などがランクを決定する上で大きな要素になっています。
Link Popularityのチェックはここをクリック

考慮すべき代表的な項目
ドメイン名にキーワードを使うのは有効か(japanese-antique.comなど)
キーワードが何回使えるか(ボディーテキスト、メタタグなどを含めたトータル数)
ボディーで使われるテキストの文字数
メタタグは有効か(meta description, meta keyword)
ハイパーテキストにキーワードを使うか
htmlの名称にキーワードを使うか(japanese-antique.htmlなど)
キーワードの位置(ボディー、ハイパーテキスト、メタタグを含む)
Altタグにキーワードを使うのは有効か


当然のことですが、特定のキーワードにチューンしてアクセス数が増えてもサイトのコンテンツがキーワードとマッチしていなければ、ビジネスには繋がりません。適切なキーワードを考え出すことは大切なことです。競争相手の多すぎるキーワードでは上位のランクを狙うことさえ困難です。例えば、antiqueで検索すればサーチエンジンによっては数百万の検索結果になります。上位にランクされるのは競争相手が多過ぎますし、antiqueで検索する人のほとんどはjapanese antiqueを探していません。つまりantiqueにサイトをチューンする事は得策ではありません。単語一つにチューンするのではなく、複数の単語の組み合わせでサイトをチューンすれば、競争相手はずっと少なくなります。japanese antiqueあるいはjapanese antique swordなど、訪ねて欲しいクライアントがどのようなキーワードを使うかを判断することが大切です。

何が適切なキーワードかを決定する際、特定のキーワードと組み合わせて実際に良く使われる単語が解ればアクセスアップに繋がりますし、興味のある人たちをターゲットにしたサイトを組み立てることができます。例えば、antiqueを販売するサイトであれば、下記のURLでantique、またはjapanese antiqueと打ち込んで下さい。
http://inventory.goto.com/d/searchinventory/suggestion/
これらのキーワードと一緒に
検索に使われた単語を知ることができます。japanese antiqueとサイトをチューンするだけでなく、上のサイトに表示された単語などを参考にして、複数の単語でキーワード考えホームページを制作することにより高い効果を期待できます。
一つの単語で上位ランクを狙うよりも、複数の単語の組み合わせでサイトをチューンしたほうが高い効果を期待できます。もちろん特殊な単語や、競争相手の少ない場合は単語一つにサイトをチューンすることもできますし、〜companyや〜serviceで検索する方もたくさんいます。適切なキーワードを選び、適切にサイトをチューンすれば、小規模なサイトでも大規模なサイトに太刀打ちすることは十分可能です。

サーチエンジンに有利な設計とは、クライアントにとっても有利な設計となる場合が多く、サーチエンジンにスパムを試みるようなことは、サイト全体をブロックされる危険性もあります。

サーチエンジンはホームページを他のページよりも重視します。これは上位にランクされている多くはホームページであることからも明らかです。入り口のホームページに、イメージばかりを重視したテキストの少ないページは不利になります。

ロボットを100%意識して制作したサイトはYahooなどのディレクトリーサービスに対しては好ましくない場合も考えられます。しかも、クライアントは人間ですから、好ましい印象を与えるサイトデザインがビジネスサイトにとっては大きな要素になります。

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